遺伝子組み換え表示
遺伝子組み換え表示
お買い物をする時、「遺伝子組換え」表示を気にされていますか?
私たちが毎日食べているお米や野菜、果物の多くは、長い年月をかけて「育てやすさ」や「美味しさ」等のために、品種改良が進められてきました。
この品種改良技術のうちの一つとして、遺伝子組換え技術が開発され、農作物等の改良の範囲の拡大や、改良期間の短縮等ができるようになりました。
日本で販売や流通が認められている遺伝子組換え作物は8つあります。
このうち、主に流通しているのは、とうもろこし、大豆、菜種、綿の4つ。いずれも食用油の原料です。
とうもろこしや大豆は、油のほかにもしょうゆや醸造酢にも使われます。
その他、コーンスターチや果糖ブドウ糖液糖、水あめ、乳化剤、カラメル色素、加工でんぷんといった、加工食品の表示でよく見かける原材料や添加物にも幅広く使われています。
そしてこれらは、遺伝子組換え由来の原料である可能性がとても高いのです。
日本は世界でもトップクラスの遺伝子組換え消費国です。
また、表示義務があるのは、重量順で上位3品目かつ、重量に占める割合が5%以上のものと限定されています。
加工食品の原材料の多くは遺伝子組換え由来の可能性が高いのですが、重量が4番目以降であれば表示しなくてもいいのです。
つまり、現在は、5%までなら、遺伝子組換えのものが混入していても「遺伝子組換えでない」と表示できるのです
お買い物をする時、成分をチェックして、なるべく安心安全なものをお買い求めくださいね。
表示対象 |
義務表示の範囲 |
表示が免除される 意図せざる混入率 |
|
日本 |
8作物33食品群 |
上位3品目、 重量比5%以上 |
5% |
韓国 |
6作物27食品群 |
すべての原材料 |
3% |
EU |
すべての食品 |
すべての原材料 |
0.9% |
コメント一覧