新しい道にチャレンジするなら
こんにちは。
運転中、S字カーブに差し掛かると、いかにコーナリングをスムーズに最短で曲がるか、F1ドライバーの気分でチャレンジし続ける笹野裕美です。
ペーパードライバーを脱出して3カ月、33歳の2月の寒い朝、
私はいつものように愛車で職場に向かっていました。
10分ほどすると、鼻につく変な臭いがしてきました。
どんどん臭いがきつくなって、頭がわれそう…。
「私ガス中毒で死ぬ?職場まで後10分!頑張れ、私!」
そう言い聞かせながら、寒いなんて言ってられない。
極寒の中、窓全開で白い息を吐きながら、かじかむ手をこすりながら、ようやく職場につきました。
すぐに車屋さんに電話。
「すごい臭いんですけど…」
「ランプに異常ないんやったら、原因分からへんわ。明日にでも見に行きます」
“なんと、のん気な・・・、帰りガス中毒で死んだらどうすんの?”
不安な中、仕事を始めました。
帰り、車のドアを開けると、悪臭がしない。
喜んだのもつかの間、10分ほどすると、激臭が!!
ガス中毒死より凍死か?
迷って、凍死にかけてみました。
2月の夜中、すべての窓全開。凍てつく風に芯まで冷え、ガタガタ震えながら運転して帰りました。
翌朝、あの臭いを冷静に考えていると、ハッと閃きました!
もしかして!!
スニーカーの裏を見ると、ウンチ!!
まさかまさか!
アクセルにもブレーキもついてる!そうか、暖房で温まって、とけて…。
そう言えば、この前ちょっと離れた駐車場まで道路を歩かずに、近道して草の上を歩いたなぁ。
絶対、その時やわ。それにしてもすごい威力!!
ぺダルをその辺の枝でほじくって、キレイにすると、悪臭はどこへやら。
新しい道にチャレンジする時は、多少のリスクがあることも頭に入れて行動しなくっちゃと、教わった寒い日でした。